ごめんね。


「おはよ」


「ああ、おはよう」




いつものような会話

いつものような朝食



だけどなにか違う




昨日のはなしはなんだったのだろう…




「ごちそうさまー」

何も気付いていないだろう弟ゆうまの能天気な声が響く


それを合図のように
それぞれが準備を始めた




やっぱり思い込みかな


そう思い支度をし、家を出た






その日は何も起きなかった
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