空×翼〜すれ違う想い〜
「あぁ…」



「何だよ?」



深呼吸する雅也



「翼、海々はまだお前の事好きだぞ」



「んなの知ってるよ」



「じゃあさ、海々と付き合えば?」



雅也が俺の席の前まで来てそう言った



「は?
何でそうなんの(笑)?」



「麗空はお前を見捨てたんだぞ?」



「ちげーよ
見捨てたんじゃねぇ」



「それでも、現にお前の傍にいるのは海々だろ?
お前は海々がまだ自分の事好きだって知ってながら
それでも仲直りした
海々の事好きじゃねぇなら何で中途半端な事してんだよ!?」



「叫んでんじゃねぇよ」



「質問に答えろよ」



雅也が俺の襟首を掴む



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