きみのとなり
アイスを食べ終わった私はとりあえず仰向けになり、エアコンの風を感じていた。
ガタンッーー
「!!」
「未来~!!この暑い中ゴロゴロしてるんじゃないの!勉強しなさい勉強!」
「びっくりしたあ…お母さんかあ…」
たそがれてる時にお母さんはいつも邪魔するんだから。
「ただゴロゴロしてるんじゃないもーん」
「ヘリクツばっかり言って!ほらどいて!!掃除機かけられないでしょ!?」
「うるさいなあ」
「まあ!この子は!うるさいなんて!」
「うるさい」
私はしぶとくソファに寝転び続けた。
「いい加減にしなさい!お母さんは買い物に行きたいの!もう知らないから自分で掃除機かけときなさい!!」
お母さんはついに怒り出して、掃除機を私の目の前に置いてリビングを出て行った。
「未来ー!!ちゃんとかけときなさいよー?」
口うるさいお母さんは
玄関から大声を出して私に掃除機をかけるように言う。
「はあーい」
私はしぶしぶ起き上がり返事をして掃除機を手に取った。