きみのとなり
どーすんの…私…
どーすんのよ…
「わーん!裕介~!いや、師匠~!!」
私はバンッと隣のドアを開けた。
もちろん、拓ちゃんもおばさんもおじさんもいないことを承知で。
「師匠~!!わーん!」
「未来!?ちょっ…うるせえよ!」
「わーん!助けてよお」
「………は?」
「ぐすっ」
裕介はポカンとした表情で持っていたゲーム機を落とした。
「助けてって…は?」
「とりあえず中入るよ」
「あ!おい!こら!」
私は裕介を無視してづかづかと部屋に入る。
「俺の部屋に勝手に入るなー!!」
「いいじゃん。別に見られて困るものなんてな…」
私は裕介の部屋のドアを開けた。
「…へ?」
「あーー!!もう!」
私は目をパチクリさせる。
「…だ…誰?」
目の前にはテレビゲームの前にちょこんと座る女の子がいた。
誰?