きみのとなり
「こんにちは!」
うわ…超かわいい…
「こんにちは」
私はその子の横によいしょっと腰掛けた。
裕介と同い年かな?
これぞ美少女…うん…
「裕介君とお付き合いしています!内藤真美です。よろしくお願いします!」
「こ…こちらこそ、上原未来です…裕介のお隣りに住んでいます」
真美ちゃんが礼儀正し過ぎて、私もピンッと背筋を伸ばしてしまう。
「知ってるよ!未来ちゃん!裕介君からねお話聞いてるよ!」
「え!?」
「未来ちゃん楽しいお姉ちゃんだねー」
「あはは…」
かわいい!!
かわい過ぎる!
「おい未来」
「あ、師匠」
「話とはなんぞよ?」
なんぞよ?
「あ…実はですね…サッカーのコーチを頼みたくて…」
「未来ちゃんサッカーするの?」
「うん。球技大会でね」
興味津々の真美ちゃんに私は笑顔で答えた。
「なるほど…よし。分かった!」
「ほんと!?」