ご主人様はペット様
「私、ご主人様が好き。でも、忘れてね?この恋は、叶わないから…」
私は、泣かないように こらえた。
でも、ご主人様には泣きそうなのがバレてたのかな…。
私の頭をポンポンした。
「……またな」
そう言って、ご主人様は去っていった。
私のご主人様。
その招待は羊。
私のご主人様は
ペット様なのだ。
私は、そんなご主人様が
大~好きです。
叶わない恋だけど、好き、好き、大好きっ…。
結局、ご主人様の最後の命令を聞かないで、私の中学生の幕は閉じた。