ご主人様はペット様
運命の告白へ
-松野家-
「杏奈ー開けろー」
ガチャ
中から杏ちゃんが出てきた。
「あ、那美ちゃん久しぶりですね。今日結婚式だったんですか?とても綺麗です」
杏ちゃんは、あの頃と変わらず敬語だった。
でも、私の後ろを見た瞬間、驚いた。
「翔也…!?」
「……ウン。」
翔也は顔をほんのり赤くしている。
緊張しているんだろう。
「じゃあ、翔也は中に入ってねー。後はお若い二人でどーぞ♪」
「うわ…ちょ!?」
翔也は無理やり家にいれられた。
なんか、お見合いみたいになってますケド…?