ご主人様はペット様






『では誓いのキスを…』


え、もうそんな時間!?


俺は、那美のヴェールをあげて、ゆっくりと顔を近づける。


あぁ…初めてのキスがこんな形なんてな…


最悪だよ。


でも、我慢すれば…


あと3cm…


2cm…


1cm…


グイッ


「……っ!!」


後ろから、襟を引っ張られた俺は見事に倒れてしまった。


上を見ると、さっきの色男がいた。


デケーこりゃ180以上あんじゃねーか?





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