ご主人様はペット様






「じゃあ…遊びますか」


小池の掛け声に


「「オーっ!!」」


私と松野は叫んだ。


「ぷぷっ。二人でなにやってんの?」


「恥ずかしいー」


「っつか息ピッタリじゃね?」


そのことに、三人はツッコむ。


ってかなぜ小池までー!?


「じゃあ取り直して…」


「もういいから行こうよっ!!」


そしてゲーセンでいろいろ遊んでたら、いつの間にか時間は過ぎていき…


「んー!!今日は楽しかったー。じゃ、また遊ぼうね」


「うんっ!!…バイバイ、虎実」


虎実は振り返り…


「…ばいばい」


虎実は、いつもより…


いや、スゴく柔らかく…優しく…


……………笑った。


その笑顔に無理してるカンジはなかったけど…


その笑顔から悲しさを感じた。





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