僕たちの時間(とき)



 その花影に 君を 見つけた

 清らかさを秘めた 白の花

 それは可憐な君 そのもの

 霞のように儚く消えた

 君の息吹 そのものでした―――


 終わりの来ないことを望むの?

 僕は訊いた

“No”と答えた君

 それは“Yes”だと聞こえた

 何処まで行けばラクになれる?

 瞳は語る、答え求めて

 やがて訪れる終焉を怖れて

 見えない涙を流し続けている


“枯れない花”で、いさせて欲しい―――


 その花影に 君を 見つけた

 清冽さを宿した 白の花

 それは潔い君 そのもの

 霞のように儚く散った

 君の生命(いのち) そのものでした―――




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