僕たちの時間(とき)
3.――“homeostasis&transistasis”
それからというもの……突然、僕の周囲の世界が一変してしまった。
――と云うのは、あまりにも大袈裟すぎるのかもしれないが。
そのくらい、と言っても過言ではないくらいに感じられるほど変わってしまったんだから仕方ない。
ゆえに僕は……ここ1週間ほど、毎日サブバッグにゴッチャリとCDやらカセットテープやらを詰め込んで、学校に通うハメとなっている。
「…もう、いい加減にしてくれない?」
我ながら、ほとほと心底ウンザリしたような声音でもって、目の前にある端正な顔に向かって告げると。
キョトンとした瞳で改めて僕をマジマジ見つめ返し、渡辺くんが返して訊く。
やっぱりキョトンとしたような声で。
「ひょっとして……嫌いだった、《ビートルズ》?」
「――だから、そういうこと言ってんじゃなくてさ……」
――と云うのは、あまりにも大袈裟すぎるのかもしれないが。
そのくらい、と言っても過言ではないくらいに感じられるほど変わってしまったんだから仕方ない。
ゆえに僕は……ここ1週間ほど、毎日サブバッグにゴッチャリとCDやらカセットテープやらを詰め込んで、学校に通うハメとなっている。
「…もう、いい加減にしてくれない?」
我ながら、ほとほと心底ウンザリしたような声音でもって、目の前にある端正な顔に向かって告げると。
キョトンとした瞳で改めて僕をマジマジ見つめ返し、渡辺くんが返して訊く。
やっぱりキョトンとしたような声で。
「ひょっとして……嫌いだった、《ビートルズ》?」
「――だから、そういうこと言ってんじゃなくてさ……」