僕たちの時間(とき)
4.――“surrender”
「――じゃあ、そろそろいこうか。準備はいいかい?」
「…いつでもどうぞ」
僕の返答に軽く頷き、山崎くんが「聡」と、隣に座っていた渡辺くんを促がした。
まるで渋々…といった体で、座っていた椅子から、ゆっくりと彼が立ち上がる。
「オレもOK。いつでも始めていいよ」
「…いつでもどうぞ」
僕の返答に軽く頷き、山崎くんが「聡」と、隣に座っていた渡辺くんを促がした。
まるで渋々…といった体で、座っていた椅子から、ゆっくりと彼が立ち上がる。
「オレもOK。いつでも始めていいよ」