君にずっと片思い
わかってる。
無理だってことぐらい。


あたしもう一生片思いでいいや。



授業は終わり、隣のクラス。つまり律也のクラスが体育を終えて帰ってきた。



あたしと美緒は、美緒がコンタクトをつけるのに水道へ歩いていた。



その前を律也が通った。


カタカタカタッ



さすがにショックだった。



無視された。



「ねぇ。柚入って。どうしたの?どっか痛い?」


あたしは泣いてた。
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