今日から交換日記を始めました‼
木村先生の弟が華耶の父親で、18の時バイク事故で亡くなり、




華耶の母親沙伊華さんは、何処にいるのか誰も知らない。




でも華耶は現実を知り良かったと言った。




この後も木村先生と華耶は色々と話していたが、




俺の耳には入って来なかった。




祐一郎が、『華耶木村先生とまだまだ話たいだろうから、俺たちは帰るよ。


木村先生華耶を頼みます。』




俺は頭だけを下げ、祐一郎と帰った。




二人とも何故か無言、祐一郎の家に着き交換日記を渡された。




「何で華耶とデートした?」



『この前のお礼に。』




「意味わかんねぇ。」




『昴が心配するような事は何もないよ。』




「祐一郎は華耶が好きなのか?」




『好きかな、でも多分友達としてだよ。


今はね、でもこの先は分からない。


昴はどうなの?』




「華耶が好き、でも今の俺じゃ華耶の力にはなれない。

俺は祐一郎みたいな気持ちにもなれないんだ。


木村先生に嫉妬してる、俺って我が儘で独占欲が強いバカな男。」




本当に情けない俺。









< 204 / 267 >

この作品をシェア

pagetop