さいごのあいらぶゆう



「 隼人ちょっと来い。 」


しげっちが隼人を裏に連れてくと

店長とつかっちが
こっちに来た

残ったお客さんは
私だけだから。



「 あれ?隼人とか
しげは?」

「 んー 裏。」

「 なんかあった? 」

「 さやかが隼人
好きになっただけだよ!」

「 そっかぁ‥
大丈夫?」

「大丈夫!
けどさ すすきのって
怖いね!」




「 さやか〜 」

「 しげっちなした?」

「 隼人が謝るから。
お前も謝れ。」

「 うんわかった。 」

「 さやかごめん
謝って
許される事じゃないけど
本当にごめん。 」

「 いいよ!
もう気にしないで」





最後は店長がなんでか
シャンパンをおごってくれて
6時閉店を9時閉店にして。


最後は笑ってさよならした。



それが隼人と私の終わり。


別れて すぐに

また 暗闇に襲われた。


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