さいごのあいらぶゆう




明るい髪の色

目の回りを黒く囲ったメイク

白のファーのジャケット





全部君がいいっていった姿



君が明るい髪が好きっていったから

君が濃い化粧が好きっていったから


君が 抱き心地がよくなるって選んでくれたジャケットだから





もう君の中では終わってるのに
こんな未練たらたらの格好


急に恥ずかしくなった。




しゃがみ込んで
ただひたすら泣いた。


もう忘れなきゃ と。


もうしがつけない と。



君はもう思い出なんだ と。





この涙を最後にしよう と。


< 118 / 124 >

この作品をシェア

pagetop