さいごのあいらぶゆう



君が私を救ってくれた



寂しさを埋めるだけの生活から
君が抱き上げて助けてくれた。



君が私を必要としてくれたから。




「 大好きだよ 」


嘘になっちゃうの?


「 付き合ったら
色んな所に行こう 」


叶わない夢だったの?


「 ずっと離れないから 」


君も他の人達と一緒だったの?






君の 笑顔が好きだった


君の 声が好きだった


君の 指が体が

全部好きだった。





「 もう二度と 俺の目の前に現れないで 」











わかったよ。さようなら。







その日から少しずつ
夜の街から離れていった。


この先どんな真実が待っているかなんて
知らなかった。
知るはずなかった。



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