さいごのあいらぶゆう
一割の真実
それから半年。
季節は夏。
君の事なんか
全然考えてなかった。
地元の集まりとかに
顔を出すようになった。
「 ちゃーす(笑)」
「 さやか化粧うすっ」
「化粧めんどくさいんだもん 」
「 女は薄い方がいいよ。」
そう言ってきたのは
見た事ない人だった。
「 ですよね(笑) 」
「あ、 俺まさと!」
「さやかですっ 」
自己紹介をして
まさとの家で
4人で飲む事になった。
まさととの出会いが
自分を壊すなんて
考えもしてなかった。
(酔っ払ったぁ、)
つい飲みすぎて
まさとの家で寝てしまっていた。
ふと起きると
もう他の人の姿はなくて
テーブルの前にまさとがいた。
「 あ、起きた?」
「 寝ちゃってた〜
今何時?」
「 11時だよ〜」
「 あー帰んなきゃ。 」
「 送ってくから
まだいいじゃん 」
「 いや 悪いじゃん 」
「 気にしないで(笑)」
「じゃあもうちょっと
休むわ(笑) 」
トイレにいって
部屋に戻ると
まさとは布団に入っていた
「 さやか〜 」
「 え、なに 」
「 はいんな。 」
「 いやいいよ。」
「 お願い。 」
やむを得ず布団に入ると
抱きしめられ
「 ちょっ やめて。」
「 なんで? 」
「 いいからやめて。」
「 俺さやか好き。 」
そう言って
無理矢理服を脱がされて
「 まじやめて! 」
「 好き、 さやか可愛い。 」
「 やだって!!やだ!」
気づいたら 明るくて
隣にまさとは居なかった。