さいごのあいらぶゆう


起き上がって
自分の服を集めて
荷物をまとめて
帰ろうとした。



「 携帯〜‥ 」


なにもない部屋の中に
あるはずの自分の携帯がない。



「 えっ なんでー 」

テーブルの下を
探していると






ガチャガチャと音が聞こえてきた。



「 さやか起きた? 」

「 ねぇうちの携帯。 」

「 タバコ買ってきたよ」

「 さやかの携帯はって。」



携帯の在りかを聞いても
望んだ答えが返って来ない。


「 ねぇまさとさやかの携帯」

「‥‥‥ 」

「 携帯は? 」




ばんっ





「 痛っ‥」



気付くと携帯を投げつけられて
まさとの顔つきが変わっていた。



「 うるさい 」

「 ごめん‥
とりあえずさやか
帰るわ、 」




危ないと思った。





立ち上がってドアに向かって歩きだした


その瞬間



グイッ



「 きゃっ‥ なに!」

「 どこいくの?」



布団に引っ張り倒され
まさとが私に馬乗りしてる状態だった。




「 帰るんだって!! 」

「 だからどこに?
ここがさやかの家だよ 」

「 意味わかんねーし!!
帰るっつってんだから
離せやな! 」

「 うるさいって。 」



バシッ



「 ふざけんな!
離してって! 帰る! 」




バシッバシッ





「 だから家ここだっつってんだろ。」







そしてまた無理矢理犯されて

私はまさとに捕まった。



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