さいごのあいらぶゆう



「 ねぇ さやか 」


「 ん ? 」


「 ごめんね
待たせてばっかで 」


「 ううん

大事にされてるの
わかるから幸せだよ 」


「 良かった
さやか基本なんも
言わないからさ 」


「 さやかこそ
ごめんね、 」


「 ううん

もうちょっと待っててね 」


「 うん 」


「 さやか
付き合ってないからって
浮気しないでね(笑) 」


「 ばか!さやかもう
ちゃらくないから!!」






過去にたくさん ちゃらく生きてきた


この明るい街に来る様になって
たくさん汚れてきた


恋もたくさんした



一方的に 気持ちを
押し付けて自由を奪った恋愛もした




けど今は違う


君を待っていられる






君が 口に出して言ってくれるから



君が 待っていて と

君が 好きだよ と






君の 小さなヤキモチも


意外と言う我が儘も


たまに見せる大人の余裕も

私を大事に抱きしめてくれる その腕も 大きな体も



君の一つ一つが
愛しいんだよ、


出会い方なんて
関係ない


10歳差なんて

関係ないんだよ




君と私は この明るい街で
やっと 出会えた運命




ずっと待ち望んでいた 形






いくらでも捧げられるんだよ



君の為なら‥



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