さいごのあいらぶゆう


昼前に目が覚めた



「 おはよう」


横を見るともう君が
起きていた



「 え 見てた?」


「 うん 可愛かった(笑)」

「 まぢない まぢ最低 」




ごめんって なんて
笑いながらじゃれていた




ヴーヴー



「 あ、 すぐるさんだ
ちょっと待ってね 」




すると もしもしと
君は電話にでた



すぐるさんは
お店のナンバーの人
たしか幹部だった気がする



仕事の話しをする
ともきはまた少し雰囲気が違った




電話が終わると
「 ごめん
すぐるさんに呼ばれたから
今日はもう行かなきゃ」


「だいじょーぶだよ」



とりあえずらぶほを出ると
君はタクシーを止めて
運転手さんにお金を渡して
私を乗せた



「 家着いたらメールして!」

「わかったあ!
ありがとうね!」



手を振って タクシーが
走り出した


すると すぐに
携帯を取り出して
誰かに電話をしている
君が いた












あ、 おんなのこかな ?




昨日のもやもやした不安が



勝手な想像から 疑惑になっていた


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