さいごのあいらぶゆう

数日後


私は友達と カラオケにいた


いつも通りに
歌うだけ。




すると携帯が鳴ったの
君からのメールを知らせる音楽



「 今なにしてる?」

「 ともなとカラオケだよ」

「 俺 今キャッチ中 」

「 ロビ前? 」

「 うん!」

「 ちらっと
会いに行っていい?」

「 ピアス
持ってきた? 」

「 ううん
今日忘れちゃった‥」

「 そっか〜 」

「 会えないの? 」

「 うん 」

「 なんで? 」

「 あのさ ピアス
あげるわ。 」

「 本当に? 」

「 うん
最後のプレゼント 」

「 は? 意味わかんない 」

「 だから
さよならしよって 」

「 いや
意味わかんないから」

「 なんか
もう疲れちゃったんだよね 」



耐え切れなくなって
友達の手を引っ張って
カラオケから出た



「 さやか!?」

「 ごめん、 」

「 なしたの?」




頭の中で整理が出来た瞬間
立ってられなくなった。



ともきから来た
メールの事を
途切れ途切れに
ともなに話した



「 さやか
とりあえずロビ前いく?」

「 うん‥っ」



涙は流さなかった


泣いたら お別れを
認めちゃうから。




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