さいごのあいらぶゆう


「 元気だった? 」



元気だったよ と
答えようとした時に

女の子がエレベーターから
降りてBARに入っていった



少し聞こえる


「 いらっしゃいませ 」





あ、 さやかには
隼人がいる。



「 まぁそれなりに。 」


せめてもの強がりで
冷たく話す



「 そっか〜」

「 用事なに? 」

「あ〜 あのさ。 」



もし好きだ って言われたら
もしもまた会えるのなら


隼人を捨ててでも
君の元に行く だなんて

期待をした。



「 ホスラブ書いたの
さやか? 」

「 え‥?」

「 書いた?」

「いや ホスラブ
見てないけど‥」

「 本当に? 」

「 本当だってば!
なんて書いてあったのさ」

「いや なんか
俺を刺すってカキコミあった 」



どうして

私を疑うの



「 書いてない 」

「 ふーん」

「 書いたところで
どうにかなる?
終わった話しでしょ?
書きました 刺します
ってなって
うち得しないしょ
まず意味がない」

「 ならいいんだけどさ 」

「そんな事で
電話してこないで 」

「 いや警察動いてるから
教えときたかっただけ。
さやかじゃないならいいんだ。」

「 終わった関係
掘り返さないで
そーゆうのうざい」

「 あーごめん。
じゃあね 」







本当はこんな事
いいたかったんじゃない
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