俺と彼女の関係〜真剣な浮気〜



手分けして片付けていると上原部長が一人で戻ってきて。



俺の肩を叩いて、チョイチョイと親指で部屋の外を指差す。



あらかた片付けが終わっていたので、部長について部屋を出た。



部長のワイシャツとネクタイは広範囲で濡れていて



「俺ってちょっと災難?」


「そうですね。大丈夫でしたか?前川さん」


「今は片瀬さんが介抱してくれてるから心配ない」



部長は笑っていたけど、口を引き締めると真面目な顔で俺に話し始めた。



「俺、正直お前は前川さんを受け入れるって思ってた」




「え?」





< 153 / 319 >

この作品をシェア

pagetop