俺と彼女の関係〜真剣な浮気〜
『何となく分かります』と言ってくれる彼女に送れなかったんですと伝えると
『大丈夫です。社交辞令には慣れてるんで』
彼女の言った言葉に俺は思わず立ち上がってしまって、デスクの角に右足の脛を打ちつけた。
―――やっぱり・・・
心配する彼女の声が聞こえるし痛いくて仕方がなかったけど、自分の考えが正しかったことに胸が痛む。
「すいません。立ちあがったら机の引き出しの角に足をぶつけて」
状況を説明しながらも、彼女の誤解をどうやって解くべきかと頭をフル回転させる。
可笑しかったのか『すいません』と謝る彼女に俺は覚悟を決めて口を開く。