俺と彼女の関係〜真剣な浮気〜
「ホントにいいんですか?」
あまりのあっさりとしたOKの返事に少しだけ戸惑っていた俺は念のため確認する。
『いいですよ』
そう言ってくれた彼女にまた連絡しますと告げてから電話を切った。
―――俺は足の痛みを忘れるぐらい呆然としていて。
ホントに彼女と2人で会えるんだと思うと、今まで何ともなかった心臓がドクドクと脈打つ。
思わず大声を出しそうになるけど、何とか押さえるとよし!と心の中で拳を握りしめた。
少しでもいい、今より彼女との距離を近づけることができたら
―――何かが変わるのかもしれない・・・俺自身が。