俺と彼女の関係〜真剣な浮気〜
吉沢課長の言葉に俺は吉沢さんの顔を凝視する。
「君の奥さんのやったことは、常識を逸脱していると思う。君を完全に騙したんだから」
―――人として許せないと。
もしかして・・・
今のこの現状を何とかできるのかもしれない。
「今、どうしていいのか分からない・・・完全に八方ふさがりなんです」
どうしてか分からなかったけど、この人になら託せるかもしれない。
直感を信じた俺は俯いたまま吉沢さんと吉沢課長に向かって頭を下げた。
「よろしく・・・お願いします」
それから・・・
―――過去と今の現状をすべてありのまま、吉沢さんに話した。