俺と彼女の関係〜真剣な浮気〜
「私は真央の幸せを一番に考えたいと思ってるんだ」
飯田さんの言葉に俺は少しだけ眉を潜めた。
「君は真央と連絡を取り合ってる?」
「いいえ、何度か会社で仕事の話をメールではしていますが飯田さんとお会いしてから個人的には全く」
正直に伝えると、飯田さんはそうかと頷いた。
「来月、真央の誕生日なのは・・・知ってるよね。もしそれまでに君と奥さんの離婚が成立して君の身辺がきちんと片付いたら」
―――真央から本音を聞き出してもらえないかと言った。
「彼女の本音?」
「彼女がもし私との結婚を迷っていて・・・まだ君を想っているなら、考え直さなければならいと思ってね」