俺と彼女の関係〜真剣な浮気〜
「俺もこれくらい派手に奪われないと彼女を諦めることができなくてね」
自己満足なんだけどねと言う彼の顔が少しだけ歪んだ。
「今日が最後だ。もう君と会うことはないから」
後は君に任せるからと頭を下げた飯田さんに俺はありがとうございますと深く頭を下げた。
「彼女のご両親にもすべて話してある。あと吉沢夫妻にも。
ご両親は真央が選ぶ道を応援すると言ってるから、当日きちんとご両親に認めてもらえるように頑張りなさい。」
「はい」
「ドレスは決まってるけど、結婚指輪はまだ用意していない。君は用意できるかな?」
「・・・はい」