俺と彼女の関係〜真剣な浮気〜
「もしかしたら出番がないかもしれないぞ」
彼女の気持ち次第だと念を押される。
それでも用意しますと力強く頷く俺に、当日介添えの女性に渡せばいいからと。
「真央は7号だから。あとは分からない事があれば介添え役の彼女に聞けばいい」
そして立ち上がると飯田さんは右手を差し出してきて
「真央を泣かせたら、今度は俺が奪いに行くから・・・彼女を・・・あの子を必ず幸せにして欲しい」
俺は彼の右手を力強く握って
「必ず幸せにします」
―――彼に誓った。