俺と彼女の関係〜真剣な浮気〜
彼女の結婚式の2日前、再び実家へと戻った。
数日前に飯田さんと交わした話・・・
挙式当日に彼女へプロポーズをして、彼女が俺を受け入れてくれるならそのまま式を挙げると告げた。
―――家族はただ・・・唖然としていた。
そりゃそうだろう、俺だって弟が同じ話をすれば同じ反応をするだろうから・・・
―――だけど・・・
「皆に縁を切られても、彼女が受け入れてくれるのなら一緒に居たいと思ってるから」
無茶なことは承知で、家族へ頭を下げた。
―――この無謀な賭けを認めて欲しいと・・・
「なんかドラマみたいだな。現実味がないっていうか」
弟は感心したように顎を撫でながら苦笑していて。