俺と彼女の関係〜真剣な浮気〜
相変わらず、不定期で投函される彼女と別れろという手紙。
帰ってきた頃を見計らってかかってくる無言電話。
電話の明細や届くはずの郵便物の紛失。
―――ストーカーだと確信した。
相手が分からずどうしようかと思い、妻・・・当時の彼女にこれまでの経緯を説明し、警察へ相談すると告げた。
『怖いけど私は大丈夫だから。涼君こそ気を付けてね』
電話の向こうでは涙声で元気づけてくれる彼女。
少し罪悪感を感じたけど、分かったと言って電話を切った。
次の日、仕事帰りに警察へ行こうとポストに入っていた手紙を鞄に入れて家を出た。