俺と彼女の関係〜真剣な浮気〜





残業してプレゼン資料を作成していると、高橋が慌てた様子で俺の元へとやってきた。



「どうした?」



いつもとあまりの違う様子に思わず声を掛けると



「連れション付き合えよ」



そう言って俺の腕を掴んで椅子から立たせる。



「一人で行けばいいだろう」



答えながらも高橋の後へついて事務所を出た。






事務所の扉を閉めた瞬間、高橋は口に人差し指を立てて


「シーッ」とジェスチャーをした後、革靴の足音が鳴らないようにつま先立ちで倉庫のもう一つの入口へと進んでいく。



状況は分からないが同じく足音を立てないように注意しながら後に着いていくと





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