愛しい人からのプレゼント
程々な会話をしているうちに
頼んだメニューが次々と運ばれて来る。
「わぁ−!
おいしそう!!」
おいしそうな見た目に
匂い…
ついはしゃいでしまう…。
『もう腹減ったから食べよう。』
「うん。」
まずは
ボリュームたっぷりのサラダを取り分ける。
「はい、どうぞ。
晴人さんの仕事は体使うからお腹減るでしょ??」
『ありがと、
相当腹減る!!
しかも俺、めっちゃ食うからね!!』
「あはは。
そんな感じするね−。」
「あっ!
こっちのサーモンのカルパッチョもすごいおいしいよ〜!!
『俺のオムライスもうまいよ〜。
食べてみな!』
………………。
あれ…??
いつの間にか、
苦しい気持ちが和らいで
2人でいることに苦痛を感
じなくなってる…。
食べ物って人をしあわせにするって言うけど、
それだけじゃないような気もする…。
晴人さんの人柄って言うか…
雰囲気に懐かしい感情が湧
いた気がした…。