愛しい人からのプレゼント
すっかりはしゃいで
満腹で満足になった私を家
まで送ってくれた。
『そうだ…
帰る前に言っておきたいことがあるんだ…。』
「なに?」
急に真剣な顔をして晴人さんは言った…。
『実は…
はなえちゃんに…
一目惚れしたんだ…』
…………………!!??
「えっ…?」
『また急にこんなこと言ってごめん…、
今日さ、一緒に過ごして改めていいなって思った…。』
一瞬…頭の中が
真っ白になった…。
でもすぐに
亡くなった彼の事を思い出す…
「あっ…でも私…」
断ろうとした瞬間に…
『違うんだっ!!
…今すぐ付き合ってほしいとかそうゆうのじゃなくて…
ただ俺気持ち知っていてほしいんだ…。
はなえちゃんと会うの2回目だし冗談だって思われるのは分かってるけど、
でも
ゆっくりでいいからおれの事分かってほしいって言うか…』
なんだか
悲しそうに言った…。
でも私は亡くなった彼の事を引きずってるし、
この先気持ちが晴人さんに向くかどうかも保証はない。
自分にでさえ分からない。
でも一言だけ…
晴人さんが真剣な分だけ
私の本当の気持ちは伝えたかった…
「今…
私には心から想っている人がいるんです。
この先もその人を想い続けます…。」
『…それでもいいよ…。』
やっぱり変な人…。
告白した相手から想っている人がいるなんて言われたら諦めるのに…。