愛しい人からのプレゼント



彼が亡くなって、



2ヶ月余り…








彼のお世話の為に制限していた仕事に完全復活することにした。






彼の両親は共働きだったし、病院も離れた所にあった。






そのため、仕事に自由が利く私が率先して彼の所に通っていた。






みんなは、




『たかが恋人にそこまでするの??』


と言っていたけど、

本当は結婚の約束までしていた仲だった。




自分に出来ることはこれくらいしかなかったし、お世話するのは当たり前だと思っていた。






…彼のことを忘れるとか、ふっ切るとかじゃないけど…


いつまでも泣いてる訳にはいかない。




ちゃんと生きて行かなきゃいけない。




彼の為にも。



自分の為にも。






私、精一杯やるよ。





だから見守っててね。
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