キミが好きなのに



えっ!?

グイグイ引っ張られるように橘くんと歩き続ける。


「……千尋っ。は、速いよ!」


今までは普通に歩いてたのに、なんで急に。



「はぁ。はぁ……」


歩き続けた先にある公園。そこに橘くんは入った。


公園の中にある噴水。その周りにはたくさん人がいる。



「ち、千尋」


それより先に行ったところで橘くんの名前を呼ぶとピタッと止まってくれた。


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