二人の秘密


「実はね………」


私は全てを百合に打ち明ける。
すると百合は突然
大笑いをし始めた。


「ちょッ!?」


私は訳が分からずあたふたする。

「莉子!ちゃんと恋出来てるじゃん!!」

………………………はい??
私は口をポカンと
開けたまま莉子を
見つめる。



「だって そうじゃん??補習あったら涼ちゃんに会えないじゃん。だからそんなに悲しいんじゃないの??」


そう言われればそうだ。 こんなの私じゃない。
誰かに会いたいだなんて。

「ね。莉子??涼ちゃんの事好きなんだよ。」


――好き???
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