二人の秘密


涼ちゃんゎいなく
なったりしない。

だってこんなにも温かい。


湊みたいに…
そう思った私が馬鹿だったよ…


「なんかまだ信じらんないな……」

ちょっと頬を赤くして窓に視線を移した涼ちゃん。
涼ちゃんが逸らすなって言ったのに。

「逸らしちゃ嫌だよ…」

そう言うと私は真っすぐに涼ちゃんの横顔を見た。
絶対目が合う。
絶対………………


―…チュッ

「!?」

突然の出来事に唖然とする私とは裏腹に余裕な笑みで私を見つめる。

それが悔しかったから、私はそのまま背伸びして優しくキスをした。

私たちは先生と生徒。
決してこの関係が許されるものではない。

けど…………

そんなもの気にしていたら掴める幸せも掴めない。

私は貴方が好き、大好き。

これから先……何があってもずっと……


そう思っていた………
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