二人の秘密
涼ちゃんの唇が私の目。耳、頬、首筋、鎖骨にキスを落とす。
「あ……」
変な声が出てしまったので私は自分の口を塞ぐ。
「莉子ー???なんで隠すの?」
ニッコリ笑った涼ちゃんは私が恥ずかしい事もなにもかもわかっているはず。
なのにそれを楽しむように私の顔を覗く。
悔しい。
「意地悪……」
悔しいから。今出来る精一杯に睨んだ。(つもり)
「………やばい」
「??」
「俺相当Sだわ…」
「ふへ!?」
瞬間私の耳たぶを甘噛みする。
「ん……」
「好きなの?耳。」
どうしよう。やっぱり私エッチなのかも。
もっと涼ちゃんが感じたくて。
まだ触れていない唇を欲しがってる。
「キス……したぃ…」
「ん?も…いっかい。」
どうしよう。
おかしくなりそうだよ。
「キスしたい……よ」
耳元でしっかり伝えた。
すると瞬間強く引き寄せられた。熱く重なった唇に大きな幸せを感じた。
「ッ…………」
「良く出来マシタ」