二人の秘密
そのまま私たちは教室で別れ帰宅した。
訳も分からないまま。別れを迎えた私は精神的に限界だった。
家に帰った私はすぐに部屋着に着替えると、ベットに倒れ込みいつの間にか寝ていた。
サヨナラの果てには
何がありますか………?
その答えは……
どこにありますか……??
私の歩く先には
光がありますか……?
翌朝目を覚ますとまだ5時だった。
「んんー……まだ5時か…」
5時だと言ってもまた眠る気にはなれなくて、ベランダに出る。
「寒……………ぇ?」
ベランダから見える私の家の前の道。
見覚えのある姿があった。
「龍………君??」
小さく漏れた私の声には少しも気付かず龍君はアパートに入って行った。
もしかして……
あのアパートに住んでるのかな………
そんな小さな疑問を持ちながらも私は部屋に戻った。