二人の秘密



「もうすぐ中間だから。しっかり勉強しろよ!じゃ、解散」



―今日カラオケ行こう!!
ドキドキ

―一緒に帰ろう?

ドキドキ


――今日の部活さー!!!


ドキドキ


――莉子!?


「はいぃい!?」


クラスの皆の声が響く中。

一人、胸を高鳴らせる私。



「ぼーっとしすぎー!!!」


ケラケラと私を見て笑うのは百合。


「だってッッ!!!」

「大丈夫だからあ!!!!」


百合は私の肩を思いきり叩くとバイバイと言って帰っていった。









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