二人の秘密
何で何で何で……??
止まれ心臓!!!
「山下??大丈夫か??」
急に矢神先生の声が私に向けられあわてふためく私。
「え あッはい…………」
知らない。こんな気持ち知らない。自分が分からない。
「じゃ俺は今から山下と話しがあるから。」
ドクン
さっきまでとは比べ物にならないくらいの緊張が私を包む。
「え?っっ話し!?」
「そ。だから今から生徒指導室来て。」
そう言われてわたしは力無く返事をした。
今私……どんな顔してる??