二人の秘密
「だから頑張りなッ!!!辛くなったら電話でも良いし。恋多き志緒姉に任せなさい!!!」
「………康介だけやん。ずっと」
半ば呆れ気味に白い目で見ると「そうとも言うね!!」とか言いながら立ち上がる。
「恋何て楽しんだ者勝ちよ!!!莉子にとってそれが初恋なら、当たって砕けなさい!!」
ウインクする志緒姉にげらげら笑いながら私たちは下に向かった。
「お腹空いたなあ!!!」
なんて言いながら階段を駆け降りて行く志緒姉にどっちが姉か分からん………と 正直思う。
けどね、頼りになっていつでも味方してくれて、康介が大好きな志緒姉が
私は世界で1番大好きな姉だと改めておもうんだ。
どうしても泣いてしまう日。どうしても辛くて前に進まない日。
あると思うの。
だけど1番の味方で居てね。
1番の妹でいさせてね…?
志緒姉………
ありがとう。