二人の秘密
「なッ何で………ッッ?」
「ん?」
私は先生に近づく事はなく、その場で涙を必死に堪える。
「ん??何??」
ずるいよ………。
ズルイ。
こんな時にいつもより優しく話しかけるなんて。
ずるい……。
「どうして………??」
「何が?」
言うな。言うな。
言ったらダメだ。
終わってしまう。
せっかく……せっかくたった二日でこんなに
求めてくれてるのに。
自ら壊すだなんて馬鹿げてる。
なのに………