仮面~凍った教室~
そして、
その“ハジマリ”を
勘違いしてたのは
私だけっだった
次の瞬間
それを知る
「そうなの?」
そう言った担任は
明らかに
あたしを見ていた
そして肯定を願う眼差しで私を見た
無性にはらがたった
やはり、気付いている
担任は黙認している
わたしも
私・・・・君みたいに
強くなりたかった
君みたいに・・・・・・
「違います。」
君は悪くないと
『彼女』
の発言が不謹慎だったと
言った。
言ったよね?
「そんなこと言うわけないじゃない」
担任も『彼女』の見方・・・・・・・・・・・・
悔しくて
悔しくて
君の「ありがとう」
だけで黙っていられた
そんな気がする