仮面~凍った教室~


キミハ強い







私がいいように決めつけていたのか























君はフェンスの外にいた







「・・な・・・何してるの?授業始まったよ?」


君のすきな倫理なんだよ?



「・・・・・・・」



「危ないよ?」


ここ6階だよ?
落ちたら死んじゃうよ?




もう何を言ったのか覚えていない
君に振り向いてほしくて
君に戻って来てほしくて
君に・・・・・・・・・・・・





「馬鹿ぁぁ!!!!」


「ぇ!?」



やっとこっち向いた




「私のせいでしょ???ねぇ・・死なないでよ

 私強くなるから・・・って許してもらえないよね」



「違うよ。


  なんかさぁ・・・・・疲れちゃったんだ」





なんでそんなに無邪気に笑うの?










ふわぁっと


ほんとにふわぁっと






きみは消えてしまったんだ









いまでも








ドン





て音が耳から離れない






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