スウィーツなキミ
「相原さんには迅様と共に学校へ行っていただきます。お部屋も隣をご用意いたしました。
では、後はお二人で仲良くなさってくださいね。」
「はい?あの、まさかこの変態と二人で過ごせと?」
「これから衣食住を共にするのに違いに理解をし合う為には手っ取り早いでしょう。
迅様、くれぐれも盛りの付いた動物のような行動はお控えくださいね。」
では、失礼。
なんて優雅にかっこよく出て行った陸をどうにも止められず、パタン―と静かに閉まった部屋には変態と私。
「………………」
「………………」
「……とりあえず、よろしく?」
「最悪だ…なんでこんな普通の女と…」
ハァァァ、とため息を吐く変態にいらっとしたままその辺に脱ぎ捨てられた衣服をバシバシと変態に投げつけてやるんだ。
「こっちは仕事なのよ。仕方ないでしょ!」
「仕事…ね、あんたがやめれば万事解決だろ。」
「ふざけんな、変態が。」
服も着ないでパンツしか履いてないソファーに座る変態の目の前に立って人差し指をビシッと突き付けた。