〖完〗子ども警察官の精華
 そう、自分の目を信じるしかない。

 自分の声を信じるしかない。

 自分の心を信じるしかない。

 たった一つの体を信じるしかない。

 自分の思いを、ただただ信じる。


――ホシは、こいつだ・・・・・・。――

 精華の目が開いた。

 頭の中に浮かんだ顔写真を指差す。

 その瞬間、今までとは違う恐怖に襲われた。


――殺されないよね。――

 ホシが分かった事を知られたら・・・

 精華の命はどうなるの??


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