〖完〗子ども警察官の精華
――蛍だったらな・・・。――

 こんなことも、ついつい思ってしまう。

 
 やっとの思いで書き終わった。

 ただ、名前を書くだけなのに、これほど時間がかかるとは思わなかった。


 ベッドに大の字になった。

 目をつぶった。

 寝ようとするが、恐怖で目が覚める。

 
――なぜ?なぜや!大げさに思わなくてもええのに。――

 枕を顔に押し当てて泣く。

 無情にも、すぐに濡れて気持ち悪くなった。


 寝るに寝れない。

 あと、五時間はこんなかんじ。


――なぜ?なぜ?なぜ・・・・・・・・・。――



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